2011年10月9日日曜日

イカメン、「モノ作り よりも大事な 物語力」(ちょっと字余り)

おはようございます!今朝の起床は、午前3時18分と好調です。でも今日は腰防腹筋やってません。辞めた訳ではないです。本の森にちょっと迷い込んだだけでして・・・・(言い訳の汗↓)

昨日行った狩場で、ゲットしたのは5冊。どれも濃い獲物でありました。ご紹介しましょうかね。

「人生に悩んだら 日本史に聞こう」 ひすい こういち& 白駒妃登美著 

少し長くなるので、後段に書きます。

「日本二千六百年史」大川 周明 著 

東京裁判でA級戦犯とされながら、裁判の時、わざと狂人の振る舞いをした人物。あの「大アジア主義」を論じ、「米英東亜侵略史」を書いた尊敬すべき学者。その後の診断で、全く正常と判定されたが、再審はされなかった。何故ならあまりの該博なる知性の持ち主で、英語も堪能で大抵のアメリカ人も煙に巻かれてしまうほどの知の巨人である事が、占領軍アメリカを震撼させたから、もし、法廷でアメリカが論破されたらとそれを恐れた為とも言われているのである


尚、念のため申し添えれば、A級は一番軽度で、C級戦犯が一番重い。でも、何故か洗脳された日本人たちは、今のマスコミも含めて、一番罪が重いものと大いなる勘違いをしている。

③「文明の生態史観ほか」梅棹忠夫 著

現代に一番近い偉大なる学者で、その構想力から名著と言われている。前から読みたかった本


④「人間を磨く」安岡正篤 著

先に、中村天風の大ファンになってしまったので、あまり手をつけていなかった安岡本だが、ためしに読んでみようかと。もうひとつ読まなかった理由は、彼は立派な人物だと聞いているが、あのとんでもおばさんの細木数子が愛人だったと知って、人を見る目に多少の疑問符を持っていたから・・・

⑤「本の本」斉藤美奈子 著

⇒ 尊敬するあの松岡正剛が「千夜千冊」の中で、結構高く評価していたので、何度か日本橋マルゼンで探して見つからなかった彼女の書評集。幅が5センチ超あり、収められている書評の本が585冊もある。ところがこんなにあるのに、イカメンが読んだ事のあるのはわずか数冊でしかなく、ちょっとショックを受けたが、まあ飛ばし読みして彼女の実力をえらそうにも測ってみようと思うイカメンである。

①は勿論このブログでも紹介したアサカツ金曜日に登場していた「博多の歴女」こと白駒女史の本

彼女は、幼い頃から日本史が好きで、何か問題があれば「そうだこういう時には西郷隆盛に、この話なら坂本龍馬に相談しよう!」と歴史上の人物と対話していたそうだ。

彼女は慶応経済卒業、国際線のCAとして活躍後、現在は「結婚コンサルタントマゼンダ」のスタッフと言う不思議?なキャリアを持っている。・・

幼少の話は分かるとしても、このキャリアのどこから、あの聴く人を感動の渦に巻き込む語りが出てくるのかと、ず~っと疑問に思っていた。それから本の著者として、ブッキングされている「ひすい こういち」も一体どういう関係なのか?気になっていたイカメン。

「前書き」「あとがき」「目次」を読むいつもの儀式をしていたら、・・その答えが見つかった!

まず、彼女とひすい氏の出会いは、吉田松陰が導いたと・・・・ひすい氏が、講演会後の打ち上げの席で、松蔭の話をして盛り上がっていて、

最後に彼の句を「かくすれば・・」と言うと呼応して「かくなるものと」と、

次の句「知りながら」と言うとまた「やむにやまれぬ」と返してきたので、

ひすい氏は、「大和魂」と結んだとか、その相手こそが白駒さんだったのだ。

でも、まだそれだけでは、分からないことが、・・・それは「あとがき」にあった。

彼女は、2008年子宮頸がんの手術に成功するも、2010年癌が肺へ転移したと告知され、絶望の淵に立たされます。二人の子を抱えて・・・そんな時友人の詩人に「貴方が生きているだけで嬉しい」と励まされ「癌が治らなくても、本当に幸せな人生だなぁ」と思えたそうです。そうしたら、何故か癌が消えていた。そして、歴史上の人物がみな愛おしく思えて、日本人がさらに好きになり、日本人であることの誇りが大きくなったと言います。

だから、彼女の語りは人を感動させる力を秘めているんだ!』と得心したイカメン。

孫正義だって、あの北野たけしだって、みんな一度死にかけて生還してきた人々は、世の中に対して意義のある行動を取っていると言う共通点がある。何故なんだろうか?

それから、スティーブジョブスだってその筈だったろうに、大手術の後から iPod⇒iPhon⇒iPad旋風を巻き起こした。ホイールマウスと言うキーボードとは全く違った操作方法を生み出したばかりか、製品のコンセプトもそのプレゼンも広告戦略も、全て彼が中心だった。未来を変えていくヴィジョンが、まだまだ見えていた筈ではないだろうか?

イカメンは昔、本を調べまくって、あらゆる癌の中でステルスと呼ばれ、見つかった時は既に第四期の末期で、絶対助からないと知り、大変ショックを覚えたのが、膵臓癌だった。おそらく彼は、その有り余る財力で医療を尽くした筈だろう。でも、やはり膵臓癌には勝てなかったみたいだ。

皆が言うように、彼は歴史に名が刻まれるだろう


またまた、長丁場だす。



今朝のタイトルコールは、先週のポッドキャスト別所哲也の番組で聞いた話。

フランス人から、ある人が言われた。

「日本人はモノづくりは得意で素晴らしいものがある しかし、今の日本には物語りがない。」

人類とは物語る唯一の動物。文字の無い時代から既に物語があり、口承伝承されて来た。

オーストラリアのアボリジニなんか、絵の模様が、場所や物語を現していると聞いたこともある。

それから英雄譚や人を感動させる物語には3つの法則があるとも・・・主人公には必ず何か欠点があり、不可能な目標が与えられる 妨害する強大な敵がいて、それを打ち破り 苦労の末それを手に入れる。と言うやつだ。それ以外にも「赤いシリーズの法則」「水戸黄門の法則」「韓流ドラマの法則」(イカメンが勝手につけた名称)なんかもあるだろう。


それから、ITの世界における故スティーブジョブスビルゲイツみたいな・・・・・・昔の日本には、本田宗一郎、松下幸之助、井深大などなど・・・確かに物語がきっちりとあった。

と言うことで「モノ作り よりも大事な 物語力」としてみました。駄作ですが・・


今日も万一読んでしまって後悔している人がいらっしゃろうかと・・・御免なすって!



では、また!

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